定例作業報告
国道のアスファルトの照り返し、森にたどりつくまでの急傾斜、早くも気温30℃を超える中、汗だくで到着すると、集合時刻40分以上前にほとんど全員がそろい、やる気満々です!? 今日は「下草刈り」。だだっ広い広葉樹植栽地と傾斜40度の法面で、真夏の太陽が脳天から突き刺す中での作業です。1日、体はもつのかな?
でも大丈夫。日に日に、「ブンブン隊員」が増殖してきました。内蔵する小型ファンをブンブン回し、外気を胸に吸い込み、汗を気化させます。体型もマルハナバチのようにまん丸でキュート!? ベテランの方々の熱中症対策は流石です。
作業は参加者10人を、広葉樹植栽地と法面の2班に分け、刈払機や 大鎌、手鎌を使って、休憩を取りながら 行いました。住宅地との境は、先輩メンバーが丁寧に刈ります。こうした積み重ねのかいがあって、森づくり活動は地域に認められ、長く続いているのでしょう。
昼にはなんと、山中でも気温35℃近くに。近所の人からいただく飲料水、谷から吹き上げるそよ風、熟しかけた林地内ブルーベリーの程よい酸味…、暑すぎる今だからこそ、人と自然の恵みが、胸にしみます。
午後の作業は無理をしません。中止です。解散後、南浅川で、泥まみれの作業服を洗濯しました。冷水浴、お昼寝と、この文章書き…、なんて気持ちが良いのでしょう!
8月は猛暑で活動休止です。みなさん、そのぶんも頑張り、楽しんだ1日だったのかもしれません。
猛暑の続く日々でしたが、この日は久しぶりに曇り、気温も低めで過ごしやすい天候の中、12名が参加して活動が行われました。
このうち1名が初参加。宇都宮在住のFIT会員で、自己紹介によると、現在28歳とのことで、くらぶ会員の平均を大きく下回る年齢に、一同うらやましさの声が上がりました。作業説明、体操、集合写真撮影の後、2班に別れて作業しました。
一方の班は、7月 21日の親子森林体験の下見で、活動計画書に従ってスケジュール、担当、準備品、手順などを確認しました。さらに、森の探索コースを下見し、危険箇所の確認や草刈りの必要な箇所を確認しました。その後、川遊びをする南浅川で活動内容や安全の確認、安全担当者の設定、水生生物の捕獲・観察、所要時間の確認などを行いました。
他方の班は、ブルーベリー植栽地、お日の森入口・法面、橋までの通路の草を、刈払い機と鎌で草刈を刈り、さらにブルーベリー植栽地奥の樹木2本を処理しました。
午後は、2名で橋を渡った広場から林地に至る道の草を刈払い機と鎌で刈り、他のメンバー全員は、駒木野入り口付近の笹刈と山桜の枝の処理を行いました。
14時30分頃、事故なく全作業を終えました。
熱中症警戒アラートが出される中、5名の参加でした。
全員が、自前もしくはお日の森くらぶで購入したファンベストを試着して作業しました。一見、地元の猟友会か山岳救助隊(?)といったいでたちですが、汗が蒸発するので快適、しかし、その分、水分補給を忘れがちになる傾向があるかもしれません。
まずは、ブルーベリー植栽地が草に埋もれているので、イベントで参加者が収穫に行けるよう、刈り払い機2台と大鎌で下草を刈りました。ブルーベリーに絡まった様々な蔓や立枝も除去しました。
一休みした後、今度はツバキ林地のコナラ枯損木を伐倒です。直径40㎝程で、伐倒方向のヤマザクラを巻き込むことなく倒れ、6つに玉切りしました。今回はチルホールを使うことなく、人力でそれぞれを作業道と平行に据え置きました。
この時点で既に12:30を過ぎ、皆疲労困憊だったので、この日の林内作業を終了としました。
最高気温36℃のこの日、10人が参加しました。5日後に行われた地元保育園年長組の森林活動下見班と、枯損大径木(コナラ)の伐倒処理班の2班にわかれて作業しました。
保育園活動下見班は、まずビンゴカードをさげて、ルートを踏査しました。支障となる枝葉を切ったり、足元の危険個所を確認したりしながら進みます。いい大人たちが「モミちくちくぅ」「あっ、これギジャギジャかなぁ」「においしなぁい」と赤ちゃん言葉になるのもお決まりか?(精神年齢が低い自分はあってるかも。)
また昨週に講習を受けたばかりのチェーンソー技術を使って、道を塞ぐ倒木を除去するスタッフもいました。
午後は、森の入り口付近の整備。保育園児を迎え入れる数々の準備作業に取り組みました。
さらに「実がサルを引き寄せて庭で作る野菜が心配」と近所の人が話す、大量のヒメコウゾを伐採し、ドウダンツツジの繫茂も整えました。当クラブ代表者が丁重にお断りするにもかかわらず、おみやげをいただき、ボランティアとして、昔からつづく里山の自然の中での人のつながりの良さを感じました。
一方、伐倒処理班は、斜面上部での大仕事でした。コナラの枯損木と格闘する力仕事です。チェーンソーの刃も届かない大径木を熟練者が技を駆使して伐倒しました。
午後は、山道をふさいだ伐倒木の除去作業。チェーンソーにくわえ、チルホール、手元ロープなど道具を駆使し、交代しながら、1時間以上かけてゆっくり力仕事を行いました。猛暑の中、水分補給も心掛け、安全に作業を終えました。厳しいながらも、地域の森を整備するやりがいのある1日でした。
夏日予想のこの日、火曜日はいつも少ないとは言え、集まったのはまさかの4人。参加者は思わず笑い合っちゃいました。「まあ今日は暑いしほどほどにね」とゆるーく始まった作業。しかしこれがまさかの荒行になるとは…
まず、恒例の入口付近の草刈りからスタートです。この時期にして草は既に繁茂の兆しを見せています。「ここでこまめに対処しておくのが何よりですね」などと励んでいると、イベントコースを視察に出かけていた代表者が青ざめた面持ちでもどってきました。
「道が消えてる」「え?」。大ヒノキから上がる道にコナラの大木が倒れ、完全に道を塞いでいると言うのです。
草刈りに大急ぎで目途をつけ、さっそく駆けつけ目にしたのは、道を塞ぐ倒木というよりは、テイカカズラのツルがぐちゃぐちゃに絡み合った巨大な塊でした。道なんてどこにも見えません。径50cmほどのコナラが斜面に根上がりして倒れており、その上部に絡んでいたテイカもろとも落下してきたわけです。径20cmのシロダモも巻き添えで完全に倒されています。すごい光景。基本的にはナラガレ被害のようですが、倒れたのにはこのテイカも一役買っているのでは?と推測されます。
ツル切り、玉切りと運搬にかなり手間取り、昼を挟んでの大仕事になってしまい、午後にやっと復元しました。
その後は、本日の本来のメイン作業はずだった翌週の森仕事のイベントの準備です。スギ材の半割と杭づくり、その後ツバキ林地あたりで、道造り実習用の材確保のための除伐と続きました。何日分か働いた気分で、5月にして汗まみれです。ヒヤリハットなく無事終了。
今年度3回目の作業には7名が参加しました。
前回作業に引き続き、橋に至る作業道を整備しました。イノシシと大雨のたびにダメージを受けている粗朶柵を補修するとともに、道に接する急斜面に土留めを形成する作業です。斜面の土が流れないよう、太い倒木を杭でその場に固定しました。
また、新調した橋に銘板を取り付けました。
その後、隣接する林地との境界を参加者全員で確認しました。
午後は別会場で年次時総会を開催しました。
前回作業の4月8日と同様に好天に恵まれ、8名が参加し、3班に分かれて作業しました。
1班は再開から3年目となった植生調査。亜高木以上の毎木調査は毎年やる必要はありませんので、今回はA1とA4の種数調査のみをこじんまりと行ないました。結果は、A1で82種、A4で61種が出現を確認しました。まあ例年並みでしょうか。いずれにしろ、ふだんは施業の視点からばかり見ているフィールドをちょっと違ったところから観察できる良い機会です。
2班は、菌打ち後、仮伏せしてあったシイタケとナメコ榾木をそれぞれ本伏せしました。出来映えが楽しみです。
3班は、前回に引き続きA5エリアの作業道の粗朶柵を整備しました。急斜面のため、毎度毎度イノシシと大雨にやられては補修の繰り返しですが、今回はかなりしっかり土留めができました。
最後に、新調した橋の縁あたりに安全対策として黄色いラインを引きました。遠くからでもなかなかに目立ってよさげな雰囲気です。
結構あわただしかったですが、細かい作業をいくつもこなすことができて充実していました。
午後は月末の年次総会に向けて運営委員会を開催しました。
好天の下8名の参加。今年度初作業です。
まずは、橋補修の追加作業。踏み板を留めるビスを追加し、防腐塗装も塗り増ししました。
次いで、橋に下る道A5の道を補修。滑り落ちていた30cm径のスギ丸太をチルホールで引き上げて杭で固定し、横木とします。急な斜面ですがなかなかしっかりした土留めになりました。
平行して、スギ、ヒノキの丸太を半割りし、杭材も作成しました。なかなか割れないものも多く、息が上がります。
午後は、FITメンバーの方から依頼のあった樹名板と、それを立てるための杭材を準備しました。樹名板はツバキのスライス。杭材としてはアラカシ、ツバキの除伐材を活用し20本ほど作りましたが、このうち持ち帰りいただいたのは白くてきれいなツバキの杭、でした。
ヒヤリハットなく無事終了しました。