定例作業報告
夏日予想のこの日、火曜日はいつも少ないとは言え、集まったのはまさかの4人。参加者は思わず笑い合っちゃいました。「まあ今日は暑いしほどほどにね」とゆるーく始まった作業。しかしこれがまさかの荒行になるとは…
まず、恒例の入口付近の草刈りからスタートです。この時期にして草は既に繁茂の兆しを見せています。「ここでこまめに対処しておくのが何よりですね」などと励んでいると、イベントコースを視察に出かけていた代表者が青ざめた面持ちでもどってきました。
「道が消えてる」「え?」。大ヒノキから上がる道にコナラの大木が倒れ、完全に道を塞いでいると言うのです。
草刈りに大急ぎで目途をつけ、さっそく駆けつけ目にしたのは、道を塞ぐ倒木というよりは、テイカカズラのツルがぐちゃぐちゃに絡み合った巨大な塊でした。道なんてどこにも見えません。径50cmほどのコナラが斜面に根上がりして倒れており、その上部に絡んでいたテイカもろとも落下してきたわけです。径20cmのシロダモも巻き添えで完全に倒されています。すごい光景。基本的にはナラガレ被害のようですが、倒れたのにはこのテイカも一役買っているのでは?と推測されます。
ツル切り、玉切りと運搬にかなり手間取り、昼を挟んでの大仕事になってしまい、午後にやっと復元しました。
その後は、本日の本来のメイン作業はずだった翌週の森仕事のイベントの準備です。スギ材の半割と杭づくり、その後ツバキ林地あたりで、道造り実習用の材確保のための除伐と続きました。何日分か働いた気分で、5月にして汗まみれです。ヒヤリハットなく無事終了。
今年度3回目の作業には7名が参加しました。
前回作業に引き続き、橋に至る作業道を整備しました。イノシシと大雨のたびにダメージを受けている粗朶柵を補修するとともに、道に接する急斜面に土留めを形成する作業です。斜面の土が流れないよう、太い倒木を杭でその場に固定しました。
また、新調した橋に銘板を取り付けました。
その後、隣接する林地との境界を参加者全員で確認しました。
午後は別会場で年次時総会を開催しました。
前回作業の4月8日と同様に好天に恵まれ、8名が参加し、3班に分かれて作業しました。
1班は再開から3年目となった植生調査。亜高木以上の毎木調査は毎年やる必要はありませんので、今回はA1とA4の種数調査のみをこじんまりと行ないました。結果は、A1で82種、A4で61種が出現を確認しました。まあ例年並みでしょうか。いずれにしろ、ふだんは施業の視点からばかり見ているフィールドをちょっと違ったところから観察できる良い機会です。
2班は、菌打ち後、仮伏せしてあったシイタケとナメコ榾木をそれぞれ本伏せしました。出来映えが楽しみです。
3班は、前回に引き続きA5エリアの作業道の粗朶柵を整備しました。急斜面のため、毎度毎度イノシシと大雨にやられては補修の繰り返しですが、今回はかなりしっかり土留めができました。
最後に、新調した橋の縁あたりに安全対策として黄色いラインを引きました。遠くからでもなかなかに目立ってよさげな雰囲気です。
結構あわただしかったですが、細かい作業をいくつもこなすことができて充実していました。
午後は月末の年次総会に向けて運営委員会を開催しました。
好天の下8名の参加。今年度初作業です。
まずは、橋補修の追加作業。踏み板を留めるビスを追加し、防腐塗装も塗り増ししました。
次いで、橋に下る道A5の道を補修。滑り落ちていた30cm径のスギ丸太をチルホールで引き上げて杭で固定し、横木とします。急な斜面ですがなかなかしっかりした土留めになりました。
平行して、スギ、ヒノキの丸太を半割りし、杭材も作成しました。なかなか割れないものも多く、息が上がります。
午後は、FITメンバーの方から依頼のあった樹名板と、それを立てるための杭材を準備しました。樹名板はツバキのスライス。杭材としてはアラカシ、ツバキの除伐材を活用し20本ほど作りましたが、このうち持ち帰りいただいたのは白くてきれいなツバキの杭、でした。
ヒヤリハットなく無事終了しました。